ビデオカメラを選ぶ

ビデオカメラを選ぶ時には何を撮るつもりなのかを意識することが重要となります。
多くの人は家族が参加するイベントを録画したいと思ってビデオカメラを購入しています。
ただ、初心者はビデオカメラの機能を見て商品を選ぼうとしますから、自分の目的に合っていないこともが少なくありません。
イベントの内容ではなく、どのようなアングルで録画するかをイメージしなければなりません。
例えば、運動会であれば、どこにいてビデオカメラを回すのでしょうか。
子どもとの距離はどうでしょうか。
トラックを一周するような競技であれば、ビデオカメラと被写体との距離は刻一刻と変化しています。
その状況にうまく追従していくテクニックを初心者が持っているとは考えられませんから、ビデオカメラの機能で補完することになります。
つまり、オートフォーカス、ズーム機能です。
現代の映像解析技術は高度化しており、レンズの中の一部分を検出して、そこにピントを合わせられるようになっています。
つまり、子どもの顔を認識して、その顔を追いかけるようにピントを自動的に合わせてくれるのです。
これはなら初心者にもおすすめと言えるでしょう。
ビデオカメラのメーカーは初心者が使用することを想定して、たくさんのおすすめ商品を提供しています。
販売されているビデオカメラの価格は少し高いですから、じっくりと選ぶことが重要です。
カタログを見るだけではなく実際に手に持ってみるといいでしょう。
特に女性の場合、カメラを持つ手の位置がフィットするかどうかを確認してください。
手振れ補正機能もビデオカメラには標準で付いていますが、手でしっかりと持つことが基本となります。
長時間録画になると、その分だけバッテリーの重量が増えてきます。
腕が疲れないようにするためには、できるだけ軽量の商品を選びましょう。
100グラムの差が、どれだけ腕の負担になるかは実際に持ってみなければわかりません。
演奏会など子どもがほとんど動かない場合は三脚を立てておくことをおすすめします。
録画ボタンを押した後は何もしなくてもいいでしょう。
ズーム倍率が大きいほど、子どもたちをアップで撮ることができますから、カタログに書かれている数字の違いの意味を理解することも大切です。