老化防止のためのスクワット、その効果。

筋肉には老化はありません。
つまり、何歳になって筋肉を鍛えることができるのです。
人の体は何歳になっても鍛えることができる理由は、成長ホルモンが分泌されるからです。
筋肉を作るのは成長ホルモンであり、このホルモンが体の若さを保つ秘訣なのです。
成長ホルモンと聞くと、一般的なイメージでは子どもから大人に成長する時に必要なホルモンと思っている人も少なくありません。
その働きもありますが、大人になってもキズを治したり血糖値を安定させたりする効果があるのです。
つまり、老化防止のための運動はアンチエイジングそのものと考えてください。
女性なら若い時から筋トレを積極的に実践しましょう。
そしていつまでも若い体を維持するのです。
老化防止のための運動、そのポイント
老化防止のポイントは、筋トレ、つまり運動をすることでが、その中でも重要なことはインナーマッスルを鍛えることです。
厳密な意味での老化防止とはなりませんが、筋肉を鍛えることは何歳になってもできます。筋肉を鍛えていけば、何歳になっても元気でいることができると考えても間違いないでしょう。
具体的な運動法のポイントは、体のそれぞれの部分に、「適度な負荷」をかけることです。
特に、筋肉の大半は下半身にありますから、膝や腰、ふくらはぎなどを鍛えるようにします。この点から言うと高齢者向には、「スクワット」を取り入れることがおすすめです。
そして、自分の体調に合わせた適度な負荷をかけることがポイントとなります。
あまり無理をせず、どこまで腰を下げられるかを、自分でやってみるとわかるでしょう。
重要なことは筋トレですから、ちょっときつく感じる程度にやることです。楽な運動はどれだけやっても筋トレになりません。
高齢者が筋トレをする時には、器具を使うよりも、自分の体を動かすことでできる運動がいいでしょう。例えば、椅子に座ったり手をついたりして、無理しないようにしながら、筋トレを進めましょう。
スクワットの方法。
インナーマッスルを鍛える上で、典型的な運動はスクワットだと言えます。 体の重心を保つことがポイントとなりますが、ゆっくりと膝を曲げていきながら、 お尻を後ろに突き出し、膝が前に出ないような姿勢を取ることが肝心です。
どの程度膝を曲げるかは、自分の筋力に合わせながら、無理をせずに行います。
この毎日のトレーニングによって、少しずつ筋力が付き、深く曲げられるようになるでしょう。
また、動作はゆっくりとやることが基本で、あまり急いでやる必要はありません。筋肉に継続した負荷を与えることができれば、筋肉は鍛えられるのです。筋力が鍛えられると、他の動作もスムーズにできるようになります。そして日常生活にゆとりが生まれていくでしょう。
女性の場合
女性の場合、老化防止よりも、アンチエイジングを期待するかもしれません。
もちろん、老化を、完全に防止することはできませんが、若い時から体を鍛えておけば、スリムな体型をいつまでも維持できるでしょう。何よりも体の健康を維持することは、いつまでも若々しくいることにつながります。
老化防止のための運動は若い時から始めれば、それだけ長く効果を発揮します。
もちろん、いくつになっても遅いということはありませんから、高齢になったからといって諦めてはいけません。今からでもすぐに運動を始めてください。
長生きの秘訣
スクワットによって腰膝足を鍛えることによって下半身がしっかりしてくると 身体全体が軽く感じられ、 生活に張りも出てきます。こういう人は当然、いくつになっても元気に過ごすことができるでしょう。
逆に下半身が動かなくなり、歩行が困難になると、車椅子に頼らざるを得なくなり、急速に老化が進むと言われています。ベッドに寝たきりの高齢者は、認知症の進行が早くなると言われています。
一方、長時間歩くことは有酸素運動として大きな効果が期待できます。有酸素運動は、体全体を活性化してくれます。
時々勘違いしている人がいますが、これは筋肉を鍛えるのではなく、心臓や血管などの循環器系を鍛えることになるのです。また最近は大変多くなっていると言われている、糖尿病対策にも効果があるでしょう。
なお、運動をする時には持病への影響がないことを医師に確認しておくことが大切です。
例えば、心臓が弱い人には、筋トレは大きな負担となるからです。
まとめ
注意しておかなければならないのは筋肉を鍛える運動は無酸素運動ですから、有酸素運動をプラスすることを心がけなければならないことです。
有酸素運動はウォーキングやジョギングなどの時間をかけた運動です。
その違いは老化防止の効果に表れます。
無酸素運動をすることで筋肉が付きますが、血管が固くなっていく点が大きな問題となります。
もちろん、若い時には何の影響もありませんが、高齢になって高血圧などの心配が出てくると血管が固いと影響が少なくないでしょう。
有酸素運動をすることで血管が柔らかくなりますから、筋肉を付けながら血管の柔らかい体を作り上げることができるのです。
高齢者向けの体操教室に積極的に参加するのもいいでしょう。その人に合った運動方法を指導してくれるかです。
体を動かすことで脳への刺激も高まりますから、さらに老化防止につながるでしょう。
できれば毎日続けて、運動の習慣を身につけましょう。